介護施設・高齢者施設で「3つの空気環境装置」の安全性を再考するべき理由

感染対策

介護施設や高齢者施設では、入居者の健康を守るために空気環境の整備が欠かせません。特に近年は感染症対策やアレルギー対策の重要性が高まり、CO₂センサー、空気清浄機、HEPAフィルター搭載機器など、さまざまな装置が導入されています。しかし、これらの装置は「導入すれば安心」という単純なものではなく、安全性や運用方法を慎重に検討する必要があります。

本記事では、代表的な3つの装置について、介護・高齢者施設が押さえておくべきポイントを整理します。

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空気清浄機は、花粉・ハウスダスト・PM2.5・ウイルスを含む微粒子の除去に有効で、多くの施設で導入されています。特にHEPAフィルター搭載モデルは高い捕集性能を持ち、感染症対策としても注目されています。 しかし、適用床面積に対して能力が不足している、フィルター交換が適切に行われていないといった運用上の問題が起きやすく、期待した効果が得られないケースもあります。また、強い気流が高齢者の体温調節に影響する可能性もあり、設置場所や風量設定には配慮が必要です。

② HEPAフィルター搭載の空調機・スポットエアコン

家庭用エアコンではHEPAフィルター搭載モデルはほとんどありませんが、業務用エアコンやスポットエアコンではHEPAユニットを組み合わせた製品が販売されています。これらは高性能ですが、フィルターの目詰まりによる風量低下やモーター負荷の増加など、メンテナンス面の注意が欠かせません。 また、装置のサイズや重量、騒音レベルが高齢者の生活環境に適しているかどうかも検討すべきポイントです。

施設が検討すべき「安全性の視点」

介護・高齢者施設では、以下の観点から装置の導入を検討することが重要です。

  • ① 装置そのものの安全性(規格・精度・信頼性)
  • ② 入居者や利用者の身体的特性への影響(気流・騒音・温度変化)
  • ③ 運用のしやすさ(フィルター交換、清掃、スタッフの負担)
  • ④ 施設全体の空気環境との整合性(換気計画との組み合わせ)

特に高齢者は体温調節機能が低下しており、強い風や温度変化に敏感です。空気環境装置は「性能」だけでなく、「生活への影響」まで含めて評価する必要があります。

以上、

空気環境を整えるための装置は多様化していますが、介護施設や高齢者施設では、安全性と運用性を総合的に判断することが不可欠です。空気清浄機とHEPAフィルター搭載空調機は、正しく選び、適切に運用してこそ効果を発揮します。 入居者の健康と安心を守るために、導入前の検討と導入後の運用管理を丁寧に行うことが、これからの施設運営に求められる姿勢だといえるでしょう。

介護施設・高齢者施設で安全性と信頼性の観点から選ぶべき具体的な製品を整理しました。

① HEPAフィルター搭載 空気清浄機(中〜大部屋向け)

② HEPAフィルター搭載の空調機・スポットエアコン

掃除機こそ、HEPAフィルターがついていることが望ましいと思い、AIに問いかけると、やはり「後付け」できる物もあります、とのこと。ただし、すべての掃除機に取り付けられるわけではなく、機種ごとの対応状況が大きく異なるようです。

取り付け可能な掃除機もあります。

ただし、多くの掃除機は「専用設計」で後付けはできません。

一般的な家庭用掃除機は、排気経路やフィルターユニットが専用設計のため、汎用HEPAフィルターを後付けすることは難しいことが多いです。

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