75歳からの黄金期:健康の「その先」にある豊かな生き方

健康志向

人生100年時代、退職から10年が過ぎ、75歳という節目を迎えると、私たちの関心は自ずと「いかに健康を維持するか」に向くと思います。

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よく言われているように、私も同じように考える「栄養価の高い食事、適度な運動、7時間睡眠、健やかなメンタル」という習慣。これらをすべて高い水準で維持できている高齢者は、全体の2割から3割程度ではないかと推測されます。

厚生労働省のデータを見ても、歩数目標に届かない人や、加齢による食欲低下(フレイルの予備軍)に悩む人は少なくありません。また、独居世帯の増加により、メンタルの安定に欠かせない「他者との交流」が減っていることも大きな課題です。

では、完璧な生活習慣が送れないと、幸せな老後は手に入らないのでしょうか? いいえ、後期高齢者からの生き方で大切なのは、健康を「目的」にするのではなく、**「手段」**にすることです。

1. 「適当」という名の心の余裕

75歳を過ぎたら、ストイックすぎる健康管理は一度手放してみても良いかもしれません。

早起きできない日があってもいい、たまには好きな甘いものを食べてもいい。完璧主義はストレスを生み、かえって免疫力を下げます。「今日も美味しく食べられた、よく笑った」という主観的な幸福感が、実は最強の健康法です。

2. 社会との「細く長い」繋がり

退職後10年も経つと、かつての仕事仲間との縁は薄れがちです。

しかし、人間は社会的動物です。地域のボランティア、趣味のサークル、あるいは近所の挨拶だけでも構いません。誰かに必要とされている、どこかに居場所があるという感覚が、認知機能を守り、生きる活力を生み出します。

3. 「死生観」を整える

これからを生きる上で避けて通れないのが、老いや死への準備です。

これは、私はなかなか進められていませんが、一般的にはこれをネガティブに捉えるのではなく、「限られた時間をどう使い切るか」という前向きな選択として捉え直すように奨めています。身の回りの整理(断捨離)を進め、家族に自分の意志を伝えておく。この「整え」が終わることで、皮肉にも今この瞬間をより深く楽しめるようになるそうです。

後期高齢者の生き方に正解はありません。しかし、最高の処方箋があるとするならば、それは**「機嫌よく生きること」**に尽きると思います。

栄養や睡眠に気を配るのは、あくまで今日を楽しく過ごすため。「〜しなければならない」ばかりではストレスになります。これを「〜したい」に変え、自分を慈しみながら、ゆっくりと歩んでいきましょう。その穏やかな心の状態こそが、結果としてあなたの免疫力を最大化してくれるはずです。

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